セラミックの歯はどれぐらい削るのか
セラミック治療で歯をどのくらい削るかは、「現在の歯の状態」と「選択するセラミックの種類」によって大きく変わります。
一般的に、セラミックは強度を確保するために一定の厚みが必要なため、保険適用のプラスチック(レジン)や銀歯に比べると、やや多めに削る傾向にあります。
部位や種類ごとの目安をまとめました。
1. 治療法ごとの切削量の目安
つめ物(インレー)の場合
部分的な修復の場合、厚みを確保するために1.5mm〜2.0mmほど削ります。
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理由: セラミックは「点」の衝撃に弱いため、薄すぎると噛み合わせた時に割れてしまうリスクがあるからです。
かぶせ物(クラウン)の場合
歯全体を覆う場合、全体を1.5mm〜2.0mmほどぐるりと削ります。
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神経がある歯: 削る量が多いと神経に響く(しみる)可能性があるため、慎重に調整します。
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神経がない歯: 土台(コア)を作る必要があるため、さらに形を整える工程が入ります。
2. 素材による違い
最近は素材の進化により、削る量を抑えられるケースも増えています。
| 素材 | 削る量 | 特徴 |
| オールセラミック | 普通〜多め | 透明感が高いが、強度を出すために厚みが必要。 |
| ジルコニア | 少なめ | 「人工ダイヤモンド」と呼ばれるほど強度があるため、薄くても割れにくい。 |
| ハイブリッドセラミック | 普通 | セラミックと樹脂を混ぜたもの。強度がやや低いため厚みが必要。 |
3. 「削る量」に関する注意点
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「健康な歯」を削るリスク: 一度削った歯は元に戻りません。削る量が増えるほど、将来的に歯が折れたり神経を痛めたりするリスクは高まります。
自分の歯をできるだけ残したい場合は、どれを選択することが最善か、相談にいらしてください。






