歯ぎしり・食いしばりで顔が大きくなる!?
こんにちは。
JR吉祥寺駅から徒歩2分の歯医者さん、「吉祥寺アイ歯科」です。
「最近、なんとなく顔が大きくなったような気がする…」
「朝起きたら、歯や顎が痛むんだけど…」
もしかしたら、その原因は、知らず知らずのうちにやってしまっている「歯ぎしり」や「食いしばり」かもしれません。
歯を強く擦り合わせる「歯ぎしり」は、歯や顎に自身の体重の倍以上の力がかかることがあります。
人によっては100kg以上にもなる重さに耐えていると考えると、歯や顎が痛むのも納得できますよね。
歯ぎしりの原因は、はっきりとは分かっていませんが、身体の疲労や、精神的なストレスを感じるときに多くなるといわれています。
そんなときは、なるべくゆったり過ごしたり、好きなことに没頭したりと、ストレスを発散するよう、心がけてみてください。
また、仕事や何かに集中しているときに歯をグッと噛みしめる「食いしばり」のクセが、無意識のうちに出ていませんか。
それだけでなく、歯を垂直に動かしてカチカチ鳴らす、上下の歯を力を入れずにくっつけている、その状態も「食いしばり」です。
「今、食いしばったかも……」と気づいたら、口を閉じた状態で上の歯と下の歯の間に隙間をつくり、舌を上顎につけてみましょう。これが、歯と舌の正しい位置です。
気づくたびに、歯と舌を正しい位置に戻すだけでも、歯や顎は楽になっていきますよ。
私たちは、毎日のように顎を上下に動かして、食事をしたり話をしたりしています。
顎を動かす時に使う筋肉は、咬筋(こうきん)と呼ばれ、ほお骨の下あたりにあります。
負荷をかけてトレーニングをすると、筋肉は発達していきますよね。
歯ぎしり・食いしばりが負荷になり、まるで筋トレしたかのように咬筋が発達することでエラが張り、顔が大きく見えてしまうことがあるのです。
よく知られているのは、ボツリヌストキシン製剤療法です。
「ボトックス」の方が、聞きなじみがあるかもしれません。
ボツリヌストキシン製剤は、ボツリヌス菌から作られる薬で、成分は天然のたんぱく質。
筋肉の緊張をやわらげて動かしやすくしてくれるので、美容医療やリハビリテーションにも使われています。
気になる箇所に注射をすると、咬筋が徐々にやわらかくなり、張っていたエラがすっきりしていきます。
もう少し気軽に治療したいという方には、マウスピース療法もおすすめです。
マウスピースは、お口に合わせて一人ひとりオーダーメイドでお作りします。
自身の歯列にぴったりなので、違和感なくつけていただけます。
睡眠中にマウスピースをつけて歯や顎にかかる負担が減ることで、朝起きて歯や顎が痛むことも少なくなっていくでしょう。
歯ぎしり・食いしばりを治療して、歯や顎が楽になると、歯の健康寿命も延びていきます。
いつまでも自分の歯でしっかり食べて、明るい笑顔が続くよう、吉祥寺アイ歯科がお手伝いさせていただきます。