コラム|吉祥寺の歯医者・ホワイトニング|吉祥寺アイ歯科

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銀歯は金属アレルギーの原因になる!?

こんにちは。
 
JR吉祥寺駅から徒歩2分の歯医者さん、「吉祥寺アイ歯科」です。
 
 

長引く肌荒れや倦怠感など、原因不明の体調不良に悩まされてはいないでしょうか。
 
もしかしたら、その原因は「銀歯」にあるかもしれません。
 
以前はむし歯治療で頻繁に使われていた銀歯ですが、金属アレルギーの要因となることがあるのです。
 
 

金属アレルギーの症状


金属アレルギーとは、その名の通り、金属によって身体にアレルギー反応が出ること。
 
代表的な症状は、アトピー性皮膚炎や発疹、脱毛症のほか、手のひらや足の裏の水膨れなどです。ほかにも、頭痛やめまい、肩こりにもつながるなど、症状はさまざまで全身に及びます。
 
銀歯が原因となる金属アレルギーは、お口から離れた部位にも症状が出るため、不調の原因に気づきにくいことが特徴です。
 
 

金属アレルギーが起きる原因


銀歯による金属アレルギーは、治療で入れた銀歯を放置していると発症することがあります。
 
お口の中は過酷な環境です。食べるたび、話すたびに歯がこすれて金属に負担がかかります。さらに、常に唾液や飲食物による酸にさらされている銀歯は、少しずつ酸化して溶け出していき、金属イオンを発生させるのです。
 
溶け出した金属イオンが体内に吸収されると、金属アレルギーを発症するなどして身体の不調につながります。
 
一方で「銀歯だけど金属アレルギーの症状はないよ」という方もいるかもしれません。
 
しかし、症状はなくても、溶け出した金属イオンは身体の中に少しずつ蓄積されています。
 
そのため、銀歯にした何年も後に突然アレルギー反応が出てくることもあるのです。
 
 

金属アレルギーになりやすい金属


2012年に発表された歯科用金属アレルギーの動向の研究調査によると、ニッケル、パラジウム、クロムがアレルギーになりやすい金属の上位3つにあげられています。
 
これらの金属はすべて歯科の治療で使われている金属です。
 
 

先進国では珍しい?銀歯を被せるむし歯治療


日本以外の先進国で銀歯を用いて治療する国は、ほぼありません。
 
欧米では白くてきれいな歯は身だしなみのひとつとされ、美しい口元であることが重視されています。そのため海外では、むし歯の治療に目立つ銀歯を使わないことが一般的です。
 
また、銀歯に使われる金銀パラジウム合金と呼ばれる成分が身体に悪影響を及ぼすとして、ドイツでは使用が全面的に禁止されており、スウェーデンでは妊婦と小児への使用が禁止されています。
 
 

美しさと健康のためのメタルフリー治療


「見た目の美しさを手に入れたい」「金属アレルギーなど健康への影響が心配」という方は、銀歯などの金属を避ける「メタルフリー治療」も一つの選択肢です。
 
吉祥寺アイ歯科では、患者さまのご希望に沿った治療が提供できるよう、多数の歯科素材をご用意しております。

 
 

銀歯にする場合は定期検診が大切


一方で、上述したように銀歯にはいくつかのデメリットがあるものの、素材が丈夫で欠けにくい、保険診療が適用されるため比較的安価に治療できる、というメリットもあります。
 
定期検診でお口のメンテナンスを続けていけば、銀歯の劣化による金属アレルギーの発症を防ぎつつ銀歯のメリットを活かすことも可能です。
 
各素材のメリット・デメリットなど丁寧に説明いたしますので、「銀歯をセラミックに付け替えたい」など、お口の悩みがあれば当院へお気軽にご相談ください。